コイワザクラはサクラソウの仲間で関東や中部地方などの深山の岩場などに生育する貴重な花だ。そのコイワザクラが丹沢の奥地に生育することを数年前に知ってから是非写真を撮りにに行きたいと思っていた。
去年できるだけ近場で撮影しようと大倉から三ノ塔をまわり塔ノ岳まで行ったが残念ながら満足な写真は撮れなかった。今度は確実に撮れるよう蛭ヶ岳か最低でも丹沢山山頂まで行くべく計画を立てた。
5月の中旬、仕事休みの月曜日に満を持して決行した。
朝4時に起きて朝飯をかき込み駅まで走って5時の始発に乗った。夜11時に寝たので5時間ほど寝ているがかなり眠い。
武蔵野線、千代田線と乗り継ぎ代々木上原へ。小田急小田原線に乗り換え7時半過ぎに渋沢駅に到着した。
バスが行ってしまったので大倉まで走ることにした。
山の上には暗い雲が

途中コンビニでおむすびと自販機で500mlのスポーツドリンクを2本購入。荷物が重くなりあまり走れない。結局次のバスと同時に大倉に着いた。

登山道に入り大倉尾根を歩く。ヤマルリソウ、キランソウなどが咲いているが先を急ぎたいので写真は撮らずにスルー。出来るだけ早く進む。



10時半に塔ノ岳に着いた。

ここでもガッツギアとポリッピーを急いで食べてすぐに丹沢山に向け出発。
ここからは未踏の地だ。
すぐに登山道の脇にコイワザクラ を発見。1株だが見鮮やかなピンク色の花をたくさん付け、きれいに咲いていた。名前の通り全てが小作りで小さい。


花や葉、全体像など一通り撮影し最低限の目的は達成した。
さらにコイワザクラを求め先へ進む。アズマイチゲ、ツルシロカネソウなどがちらほら咲いてる。


斜面の下に見えるのはオオカメノキの花だろう。

マルバスミレ、エイザンスミレ、タチツボスミレといったスミレが咲いている。



先日三頭山に行った時に見たワチガイソウの仲間がここでも咲いていた。


ガスが晴れると遠くの谷が見える。

道の脇にはマメザクラが咲いている。

丹沢山の手前でシコクスミレも咲いていた。

バイケイソウ、ミツバコンロンソウも


マムシグサ?

ちょうど正午頃に丹沢山に到着。ガスがかかり景色は何も見えない。

ここでおむすびを食べ少し休憩した。思ったより早めに丹沢山まで着いたのと、消耗も激しいのでこの辺からスローダウン。
蛭ヶ岳方面に少し進むと、またコイワザクラ が咲いていた。この先はあちこちでコイワザクラ が咲いていて何十株か群生している所もあった。



コケリンドウもあった。

シロバナで葉の切れ込んだスミレがあったのでヒゴスミレかと期待したがよく見るとシロバナのエイザンスミレのようだ。

鬼が岩の頭は鎖の岩場でここにも沢山のコイワザクラ が咲いていた。
冷たい風がビュービューと吹き付ける中で撮影。



2時過ぎに蛭ヶ岳山頂に到着。

ここの山小屋に泊まるという2人組の男性と単独の男性が大きな声でザックの話などしていた。
ベンチに座り、前日に妻がくれたうまい棒を食べた。

登る途中でこのうまい棒は丹沢最高峰蛭ヶ岳の山頂で食べようと思っていた。
ポリッピーとデカビタCゼリーも急いで腹に入れそそくさと立ち去る。
来た道をひたすら戻るがさすがに疲れてふらふらで頭まで痛くなってくる。
シロバナのタチツボスミレがあった。

ツルキンバイも撮影。

ガスも濃くなり雨こそ降らないが木の枝で結露した水かポタポタと降ってきて頭がビシャビシャになるので何度もタオルで拭いた。
塔ノ岳に4時半頃到着。ここからガスで何も見えない中、長い長い大倉尾根をひたすら歩き続けた。途中で登山道の脇で鹿が3匹くらいで草をむしゃむしゃ食べていた。人馴れしているのかガスで見えていないのか逃げようともしないので写真や動画を撮ってみた。
だいぶ標高が下がりガスが晴れてきたころには暗くなり雨が降って来た。幸い雨は木の葉の屋根に防がれほとんど下まで来ない。
大倉尾根はゴツゴツした大きな石が敷いてあり走るのは難しい。うんざりするほど下り坂を歩き続け日が完全に暮れた頃、ようやく下山した。
大倉のバス停に着いたのは7時頃だった。
雨が降っていたので渋沢駅まではバスに乗り電車で帰った。
なかなか大変な山行だったが十分にコイワザクラを堪能できた。
結果的には塔ノ岳から少し行けばコイワザクラが咲いていたのだが日本百名山の丹沢山、丹沢最高峰の蛭ヶ岳も登頂できたし、そこまで足をのばしたことでたくさんのコイワザクラを見ることができた。


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