ホトトギスの仲間に他のホトトギスと全然違う釣鐘型の花をつける○○ジョウロウホトトギスがあることはずいぶん前から図鑑で知っていたけど実際には見たことがなかった。丹沢にサガミジョウロウホトトギスがあることを知り去年書策新道に探しに行ったけど急ながれ場と雨に負けて撤退した。今年は何としてもこの花の写真を撮りたいのだが、表尾根にもあるというので手始めに表尾根に行ってみることにした。
丹沢方面は午後から雨予報なのでどうしようかなと思いつつも、朝8時過ぎに家を出て東西線、小田急小田原線などを乗り継いで渋沢駅に到着。電車は途中大分遅れた。スーパーでおむすびとチョコを買って歩き出したのが11時半だった。暑いので歩いて時々走るくらいの感じで大倉まで行った。

風の吊り橋を渡ったのが12時20分。だいぶ出遅れだ。
公園にはヒガンバナやヤマユリのようなユリが咲いていた。


まずは三ノ塔を目指す。
林道に間違えて入ってだいぶ進んでしまい引き返す。
なんだこれは?まさかツチトリモチ?まあきのこだろう。
(追記:タマゴダケというキノコのようです。)

ようやく登山道に戻る。
小さなガンクビソウの仲間がちらほらある。

サジガンクビソウだろうか?
緩い登りで時々走ったりするが走り続ける体力はない。三ノ塔までは思ったより遠くヘロヘロになった。途中でおむすびを食べて休憩。
上の方にくるにつれて霧が出てきて涼しくなってくる。
小さな白い花が咲いている。

イナモリソウのような違うような?
ヤマホトトギスやオヤマボクチもあった。


もう急ぐ気力もなく一歩一歩ゆっくり登り3時頃に三ノ塔に到着。この頃にはすっかり雨模様になっていた。
頂上にはフジアザミ、ヤハズハハコ?なんかがある。


センブリらしき葉も。

三ノ塔の休憩所で少しだけ休み行者が岳を目指す。
見慣れない小さな花が咲いている。

ミヤマトウバナって植物あったかな?
急斜面は雨で滑りそうなので慎重に歩く。行者が岳の山頂から何かめぼしい植物でもないかと脇道にそれて細い尾根を進んでみた。けっこう歩きにくいのでもう戻ろうかと思いつつも更に少しだけ行ってみると見慣れない植物を発見。

花が咲いていないので、なんだろうと思いながらとりあえず写真を撮ってふと後ろを見ると花を付けた株があった。
シオガマの仲間だ。何シオガマかわからないけど今までに撮っていない種類なのは間違いない(ちゃんと撮ったのはコシオガマだけ)。丹沢だとハンカイシオガマがあったかもしれない。
(追記:ハンカイシオガマで間違いないようです。)


周辺を探すと数百株はあるが花が咲いているのは2〜3株だった。
ルートに戻り先へ進むと、コイワザクラを探して初めて丹沢に行った時に見つけて気になっていた岩場があり、覗いて見るとサガミジョウロウホトトギスの黄色い花が咲いていた。

岩場の辺りはちょっと急斜面で危ないけど写真を撮ることができた。


拍子抜けするほどあっさり撮影できてしまった。
周りには咲きかけのものも含めて何株かあった。岩の裏の方に行くとすごく撮影しやすそうなのがあったけど花はまだ蕾だった。

目的を果たしたので後は帰るだけだ。政次郎尾根を下って帰ることにする。雨が激しく降り出した。がれ場にビランジが咲いていた。

点々と咲いていてちゃんと写真を撮りたかったけど急斜面で雨の中では危険な感じだったので諦めた。どうせびしょびしょの写真しか撮れない。
くるぶしの辺りに痛みを感じたので見てみるとやはりヒルだった。
政次郎尾根に入る分岐に適当に入ってしまったので道がわからなくなった。雨が激しくなり、足元は滑りそうだし時間を見ると5時だった。こんなところで暗くなったら遭難だと思いちょっとパニックになったけどはっきりしたルートに出てほっとした。
どんどん山道を下り6時には下の小屋の辺りに下山した。去年サガミジョウロウホトトギスを探すため書策新道から登った時見た場所でちょっと懐かしい気がした。
雨も上がって水無川と丹沢の山の景色がきれいだ。

だんだんと暗くなる林道を大倉を目指して走った。暗くなる前に大倉に着きたかったけどもう少しというところで限界に達してヘッドランプを付けて歩いた。
大倉でびしょびしょのシャツを着替えバスで渋沢駅に戻った。渋沢駅の広いトイレでパンツも着替えようとズボンを脱ぐとズボンに何匹かヒルが付いていた。靴にも小さなヒルが付いていた。丁寧に調べて全部剥がしてトイレに流した。
やはり雨の丹沢には行くもんじゃない。今回は貴重な花が見られたからいいけれど…

